DIY&大工さんで賃貸フローリングのカスタマイズ
チーです。なかなかワークショップに参加できず、ご無沙汰しておりますが、サイトがどんどん使いやすくなってますね!
今回のコンテストが「床」ということで、それならネタがあるので応募しようかと思っておりますがどうでしょうか。
完全なるDIYではない上に、プロセスの説明が難しいので、記事として投稿してみます。
ちょっと長いです。
before
いたって普通な賃貸のフローリング。
テカテカしたウソっぽい木の感じと足触りがどうしても嫌でした。
安っぽいドアレールも気に入らない。
だったらいっそ真っ白にしてはどうかと大家さんにダメ元で塗装していいか交渉してみたものの、
やっぱりダメと言われ、なんとかならないか考えたところ
「ユカハリ」やジュートのカーペットの敷き詰めなんかも考えるも予算が合わない。
カーペットは掃除も大変。15畳ぐらいありますが賃貸なので予算は10万円以内には抑えたい。
でも、理想をいえば無垢のフローリング、またはそれに近いものがいい。
ということで、いろいと考えていた時に見つけたのが
サンワカンパニーのアウトレットで販売されていたユーカリのパーケットフローリング。
半額になっていてなんと1平米が2000円代。
(無垢だと1平米8000円~10000円くらいです)
無垢のフローリングではなく、複合フローリングではありますが
厚めの単板が貼られています。表面は既存のフローリングと変わらないテカテカしたウレタン加工ですが反りを防ぐように、裏面も同じ素材の無塗装の単板が貼られています。
これならちゃんと木の感じがする。
これだ!と裏返して使うことにしました。
フローリングとして販売されているものなので、端がさね加工になっているので
敷いて並べるだけでいいんです。
ただ、そのまま使うにはささくれがあり、素足で歩けない。
すきまをどうしようかと思っていたら、しっくいや珪藻土で埋める方法を本で知り試してみました。
しっくいは、ホームセンターで売ってる粉状のもの。
(そういや穴埋め、ひび割れの補修ってかいてある!)
ささくれ部分にしっくいを塗り込んだ後に、全体をやすりがけ。
これがとんでもなく大変な作業でした。
また、やすりがけをした際に舞ったしっくいは粒子が細くて、外で作業していたにも関わらず
家の中の閉めていたはずのクローゼットの中にも侵入している。
主人から大クレームでした。
そして、穴を埋めたまわりの部分、しっくいがのっかていた箇所はグレーっぽくなっていました。
しっくいはアルカリ性なので変色したようです。シャビーな感じでこれはこれでよい感じ♫
そして、表面を保護するための塗装。
テカテカをおさえたオイル系の塗料で塗っていきます。
もともと節目が目立つユーカリのフローリング、クリア塗装だとより節目が目立つのでオスモカラーのホワイトで仕上げてみました。
(ちょっと高いですがホームセンターで手に入るホワイトがこれだけだったので、他にいいのあったのかなぁ。リボスはすぐに手に入らないし。)
ただ、オスモってのびが悪いんですね。
ホワイトはのっぺりしてしまうので、ワトコのクリアを先に塗ったり、薄め液を混ぜてみたりあえてアンティークのようなムラになるようにしてみました。
2度塗りとかいてありますが、そんなことをしていたら真っ白になってしまいます。
こんなことを1人でしていたので、かなりの日数がかかりましたが、ようやく完成。
いよいよ敷き詰めていきます。
ここからは、大工さんに手伝っていただき、カットは全てお任せしました。
カットの手間が少なく、うつくしくおさまるよう並べる順序を考えるのも
職人さんはてきぱきとこなされていきますね。
ドア周り、コーナーもぴったりはまって美しい!!
600角と大判なので、すいすい進んでいきます。
冷蔵庫や家具をちょっとずつ移動させながら、敷いては動かして。
嫌だったドアとレールも外してしまい、フローリングを並べたら
別れていた部屋がつながりのある感じになりました。
(外したものはとってありますし、フローリングも敷いただけなので原状回復ができます。)
敷き詰めは半日もかからないくらいであっという間に完成しました!
思ってたより可愛い感じの床にはなってしまいましたが …
明るくなって広くなった気がします(^^)
After
自分なら1日じゃ終わらないなぁ。
床が変わると、インテリアをちゃんとしようというモチベーションが上がりました。
イスとか照明とか置いてみたりして…
※やってみて気づいた点
・プロが使うような建材の注文は玄関渡しではなく建物の前までなので、マンションの上階に住んでいる方は受け取りが大変かも。
・測ったつもりが、ドアが床に干渉することが途中で判明し、大工さんにアンダーカットをしてもらった。
・フローリングが玄関までつながっていたので、玄関框のおさまりまで考えないといけなかった。
フローリング材より数ミリ厚いパイン材でL字の框カバーをつくり、とりあえずのせている。
・塗装を二回しているからか、オスモカラーが良かったのか、オイル系の塗料でも塗膜がしっかり、キッチンでも水や油汚れをはじいてくれている。
はぁ、長かった ~
全くおすすめしない方法ですが、何か参考になれば幸いです。
フローリング材の裏側を使われるとは、驚きです。
板のスキマをしっくいで埋めると言っても、全体的にザラザラですよね?
それを全面埋めて、ヤスるんですか?
乾燥しきった小麦粉よりふわふわした粒子がそこらじゅうに舞っている光景が目に浮かびました~。
写真から見てもすごくいい感じ~。とてもすてきな空間ですね!
naruさん
そうなんです!
しっくいは部分的に埋めましたが、全体的にはザラザラで、60×60㎝の板を80枚、小さめのサンダーを借りて、ひたすらやすってました^_^;
地味な上に大変、庭も真っ白けでしたね。
全体的にただ白っぽい床よりは、雰囲気は出たかと思います。
ありがとうございます!
とっても素敵!!
暖かい風合いのおしゃれな床になりましたね。
前にチーさんから
・フローリング材の裏を使うこと
・裏の溝や隙間を埋めるために漆喰を塗っていること
「大変なの〜」と言いながらも楽しそうに話しているのを聞いていたので、レポートを楽しみにしてました。どんな仕上がりになるのか想像もつかなかったけど、
そのアイデアを思いついたちーさんの発想力とやっちゃう実行力に脱帽です!
りかっぴぃさん
褒めてもらって嬉しい!
ありがとうございます(^^)
どう加工しようかアイディア段階から聞いてもらってましたもんね。
こんな説明で伝わりますかね。
床は住む場所だから、後に引けない、やるしかないという状況でした(^^;;
チーさん
『テカテカしたウソっぽい木の感じ』(笑)
・・・ほとんどの日本の住宅がこれだわ、ほんと残念なかんじだよね~
漆喰やオイル塗装が良い感じになるってDIYの神様は居るんだねー。
でもそんな素材を探して組み合わせるチーさんの嗅覚、さすがです!そして納まりを大工さんにお願いしたのは大正解だと思う。
この記事は色々参考になるので、いろんな人に読んで欲しいな~
しっしーさん
そんなに褒めてもらって恐縮ですが
参考になるというのは嬉しいですね(^.^)
ほんと、デフォルトになってる床が残念なことが多いですね。
器用じゃないし、工具も揃っていないので大工さんにお願いしましたが、プロに頼ることでDIYの幅が広がるように思いました。
今回は、無償で手伝っていただきましたが、きちんと支払ったとしても費用は抑えられていると思います。