12/15リペアWS フローリングの補修テク、学んできました!

12/15リペアWS フローリングの補修テク、学んできました!

 

こんにちは、和信ペイントの緒方です。

今日はハウスボックスの杉山さんに、フローリングの補修テクニックを教えてもらいました(^o^)/

可愛いボードが参加者をお迎え♪


講師の杉山さん☆

 

 

まず始まったのは、フローリングの材質の説明。薄い木を重ね合わせた合板のものと、MDF(中密度繊維板)と呼ばれる木くずを固めたものに木目を印刷したシートを貼ったタイプがあるそうです。

MDFって何? って方は こちら からどうぞ!(別窓でウィキペディアに飛びます)

 

表面だけ見ても差は分かりにくいけど、拡大鏡(いわゆる虫眼鏡)を使えば分かるとか。 印刷シートを貼ってあるものは、拡大するとドットのような点々が見える・・・ホントに???

実感した方が早いよねということで、みんなして表面を拡大鏡で覗きます。・・・おー、確かに違う。
カメラで差を捉えるのはかなり難しかったんですが・・・分かるかな?

 

こちらは合板のフローリング材。

表面の拡大図 ↓

 

こちらはシートタイプ。

表面の拡大図 ↓

 

 

フローリングにつくキズは、ごく表面だけの浅いものや、深いけど線のように細いもの、下地の木まで深くえぐれてしまったものや、重いものがぶつかってちょっとだけヘコんだものなどがあるらしく、浅いものならペンタイプやクレヨンタイプで簡単に補修できるんですが、深い傷になるとちょっと手のこんだ修復が必要。

 

簡単補修のペンタイプ(上)とクレヨンタイプ(下)

 

ちょっと上級、ワックス補修(上)と樹脂補修(下)

 

補修するとき、傷の中に埋め込む材料を「補填材」と呼ぶそうで、この補填材の種類による違いが「イージーリペアキット」と「傷なおしま専科」にはあるそうです。

 

イージーリペアキットに使っている補填剤はパラフィンワックス。
コテで補填剤を溶かし、傷に流し込んで色を合わせます。プラスチックのスクレーパーでけずるので、床板への熱によるダメージが少なく、合板タイプとシートタイプ、どちらのフローリングにも使えます。

イージーリペア用のコテと補填剤。左にある四角いものが補填剤です。

 

傷なおしま専科に使っている補填剤は合成樹脂。
コテの上で補填剤を溶かし、爪楊枝や竹串を使ってコテの上で色を合わせてから、流し込みます。平らにならすときもコテを使うので、床板への熱によるダメージが大きく、シートタイプに使うと、コテの熱で表面のシートを焼いてしまうことがあるそうです。

補填剤を傷に流し込んでいるところ。右にある四角いものが補填剤です。

 

 

細かい使い方は、ぜひぜひ杉山さんに記事を書いていただくとして・・・。
(杉山さん、お願いします❤)

緒方が印象的だった補修工程は、「補修剤を入れる前に傷の周囲を外側から内側に、丸くて固いもので押しておく」でした。

 

傷がついたとき、見た目には分からなくても、ヘコみの周りは少し盛り上がっています。盛り上がった部分を本来の高さに合わせから補填しないと、補填部分が周りより高くなってしまいます。イメージしにくければ、月にあるクレーターを想像してください。ヘコんだ分、周りが押し出されているんです。

 

言われてみればなるほど納得、実際に体験すると、分からないと思っていたその凹凸が、意外に分かる(^_^;)
今回は彫刻刀の柄を使ったんですが、傷の周りを押す前と押した後、明らかに手触りが変わるんです。

固さのある、丸いものであれば何を使ってもいいそうです。

 

 

「溶かして、埋めて、削る」程度にしかやり方を知らずにいたリペアですが、今回のWSでその奥深さと面白さを知りました(*^_^*)

でも借家暮らしで傷をつけないように暮らしているから、自宅に補修できる場所がない・・・。
・・・実家の床でもえぐりに行ってみようかな・・・。(←危険人物)

 

何はともあれ、参加した皆さんお疲れ様でした!