関東WS 第1回ノミ・カンナ 後編

関東WS 第1回ノミ・カンナ 後編

ノミ・カンナ手工具を使ったWSの報告・後編です 先ずは製造メーカーならではの
パッケージに入ったままの新品の 台鉋と 9ミリ15ミリ24ミリの ノミ達と
差し金 玄翁など、ご用意頂いた角利産業さまに感謝を込めてハイ!スタートです

立派な鉋を使ったの体験は、とても楽しく みんなで「刃だし」に夢中です
光のスジ状態 髪の毛ぐらいの刃の出方と 言われてもなかなか思い道理には

ならな~い 曲がる 刃が出過ぎる 裏金打つと 今度は刃が出っ歯!に・・・

鉋の台は「かしの木」で 樫木にする訳は、柔らかい木だと密度の関係で
正確さを保つのが難しく 堅い木であり過ぎると 今度は刃を出した・緩めた後、
自然に縮まなくなる つまり、狂いが少なく 尚かつ鉋は刃を出したり調節したり
するので木には締まりと 硬さと 微妙な収縮が求められている等

専門的な話が続きます かんな身は 裏には、切れ刃となる鋼
鉋の台は、実は真っ平らではなく、刃を打ち込んだ時に木が圧で膨れるため
見越して刃口の前に当たる部分は、薄く削られている等々

資料から一部抜粋して見ましょう

鉋は、定規となる「かんな台」「かんな身」を取付け、
刃先を台の
「したば」から
出して、材料を削る工具です

かんな台は、よく乾燥した、堅いかしの木で作られています

かんな身の裏には、切れ刃となる鋼がつけられています

刃先の調整の仕方

裏金の引き込み 0.1ミリ~0.2ミリ
刃先の出     0.005ミリ~0.1ミリ

※ 引き込みとは かんなの身の(刃裏の上に)裏金を重ねた時
かんな身の刃先と裏金の刃先とをピッタリ合わさず少し引く事です

※ かんな身の抜き差しは、かんな身と平行に「台がしら」の上の角部分を
   交互に叩き 反動で 刃の出 抜き を行います

手工具のカンナは、用途や必要な工程により種類も豊富です
障子の枠を組むための鉋 敷居の溝を彫る鉋 際を 木口を削る鉋
鉋の種類も色々と見せて 頂きました

そして机の上は くるくるの山 でも 良い かんな屑は くるくる丸まらない
薄い紙 そう トイレットペーパーのように真っ直ぐ長く透けて見えるに・・・う~うぁ~

修行じゃ~ 薄くならない  カツオ節 いや サバ節 みたいと声が上がります

いくらやっても やっても なかなか 綺麗な「カンナクズ」は できませんわ~

次に ノミの使い方 種類 ノミのメンテナンスとWSは進みます

ノコギリの縦引きを使った削り方 ホゾの種類形 組み合わせ方 追い入れ継ぎ
追い入れノミの使い方 内容は又々盛り沢山です  メモを取り 写真を撮り
家に帰ってから復習しようと女子部は貪欲でーす だって~やりたいんだもの★

ノミの「かつら」の締め方 長い間ノミを使うために お手入れはどうするのか
製造メーカーならではの、説明が続きます 勉強になります

講師の方は、研ぎの道具・工具まで持参準備をして来て頂いておりまして
「あと40分位時間があったら、説明したよ」に今度是非!お願いしてしまいました

なんと ハサミも研がれるとか おおおおお・・ハサミですかぁ~ 凄い
羅紗ばさみやヘアーカット用のハサミは難しいが 一般の紙切りハサミなら
コツさえ掴めば 簡単だよのひと事に これも又 是非WSをと おねだりです

DIY女子部に入部はしているけれども、なかなかワークショップまではと
思われている部員の方や練馬工房の雰囲気が知りたいネット部員の方達に

なんとか雰囲気でも、DIY女子部がどんな事をやっているのかが伝われば
と 報告というよりは、記事・レポート風にまとめさせて頂きました

設立当初から約1年半の書き込みが 失われてしまった旧ブログには、
このようなレポートが沢山掲載されて、試行錯誤の跡もいっぱいあったのに・・
もったいなかったぁ~と 設立メンバーとしてはチト残念に思います

石井さん 企画 お手配 まとめ役 色々と ありがとうございました

第2回も是非よろしくお願いいたしま~す
レポートはDIYアドバイザー石川尚子でした