燕三条裏ツアー報告@スリーピークス編

燕三条裏ツアー報告@スリーピークス編


ご無沙汰しております。久々の投稿で戸惑っているginkoです

 

 

最初の写真は燕三条のマンホールです!!!

DIY女子の皆さんはこれだけで盛り上がってきたでしょう〜???

 

さてさて、私も工場の祭典に行ってきました。

燕三条の駅を下りると改札を出てすぐ目の前に工場の祭典のインフォメーションセンターがありました。

 

 

 

 

 

 

ここではパンフレットが頂けたり、休憩したり、燕三条で作られている工芸品の数々を購入できます。

 

・・・そしてここからDIY女子部ご一行様の裏ツアーが始まりました・・・

楽し過ぎた裏ツアーの沢山の名所?の中からご紹介するのは、

株式会社スリーピークス技研(スリーピークスさん)

 

 

(カタログより)

 

 

 

 

 

 

 

この画像を見ると、あ〜!!!っと思う方もいらっしゃるかも・・・

特徴的なプラスティックバネのニッパやペンチを見たら、それはスリーピークスさんの製品に違いありません!!!

 

製品が出来るまで・・・

①鍛造 銅材(金属棒)を金型で成形しておおまかな形を作ります。

②ショット(炭素皮膜除去作業)表面のごみを取除き、なめらかにととのえます。

③柄押し(矯正)巨大なプレス機で鍛造の際に出来たゆがみを直します。

④機会加工 機械で面を削り出します。形が出来上がります。

⑤調整・組立 バリ取り後、左右2本のパーツを合わせ、人の手で組立ます。

⑥焼入れ、焼戻し 高音の炉に入れ、2度熱します。1回目に硬くなり、2回目に粘りがでます。

⑦高周波焼入れ 切れ味が良く丈夫な刃になるよう、刃部分に高周波をあてて硬くします。

⑧研磨 一丁一丁削り出し、面を整えます。

⑨洗浄・防錆 工具の形はできあがりました。まだ機能は完全ではありません。

⑩刃つけ〜仕上げ すべて手作業で刃を研ぎ出し、合わせや細部を微調整して仕上げます。柄付け、厳正な検査を経て、出荷となります。

 

とこのような行程を経て製品が出来上がるのですが、ほとんどが人の手による作業なのです。決してオートメーション化されて、ぽんぽん出来上がった物が機械から出て来るわけではないのです。

工場見学をさせて頂いて、働いている方達の一人一人の誠実な仕事を目の当たりにして、やはり良い製品を作る会社、そして歴史の長い会社はその製品に示されるように、そこに働いている方達の人柄が全て製品に反映されてしまうんだなぁと思いました。

お土産も頂きました♡

スリーピークス技研様より

 

強力トラスねじプライヤー

つぶれたトラスねじも外せる優れもの♡

錆たり、ネジ山がつぶれたり、特殊な溝を持つ海外製のネジなどが外れない時! この強力トラスねじプライヤーがあれば、もうどんなネジでも大丈夫です・・・

 

 

 

 

とても有意義な工場見学でした。

 

そしてちょっとだけ番外編・・・

前日に燕三条の駅に降り立った私、どうしても行ってみたい工場があったのです。

工場の祭典 エントリーNO28 倉重木工さん

この工場ではテーブル、椅子、ベッド等の脚を主に作っています。

猫脚好きの皆様にはとても興味深い機械が並んでいましたよ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この機械はパソコンに入力したデータ通りに切削り加工ができます。

 

 

 

 

 

 

でもほとんどの加工は職人さん達の手作業によるものです。

旋盤で角材を丸棒に荒削りしています。 この後 旋盤で形通りに削っていきます。

猫脚は加工が難しく、オートメーションの機械は仕上げをやはり人力で担う為、始めからある程度綺麗に削れる人力で削るのと仕上げまでにかかる時間は変わらないということでした。驚きと、発見の数々でした。