塗装の仕方で、鏡面仕上げっていうの知ってる???
りかっぴぃです。
一昨年(2016年)の8月からスタートした「塗装メインの工房開放」で、挑戦してきた鏡面仕上げ。鏡面仕上げとは、
表面に膜を作る仕上げを施し、研磨剤で磨き上げて表面が滑らかに反射する鏡の様に仕上げる事。ミラー仕上げ、ピアノ仕上げとも言う。
とのことですが、師匠緒方さんの指導のもと、ようやく完成しました!苦節1年半。。。
この100均のまねき猫
↓天井の蛍光灯が映り込むほどにつるぴか!
100均スピーカーも
このつやを見てください!
冷蔵庫はまだなんですが、これも写真では表現できない塗装面のすべすべ感とともに完成したらめちゃ感激するだろうなぁ〜♪
ここまでやるには、私とか、ゆのちゃんとかラビさんとか、ちょっと変態入った位の根気がないとできない(変態扱いしてごめん)ことなんですが、なんでそこまでするの?と傍から言われても、そこまでしてどうするの?と怪訝な目でみられても、どこ吹く風でやり通せれば鏡面仕上げはできます。その鏡面仕上げ、どうやるの?
こーんな工程で行います。
下地(塗るもの)の調整(やすったり、砥の粉塗ったり、パテ埋めしたり)
⬇
空研ぎ(工芸うるしを塗る→400番ペーパーでやする)×4〜5回
⬇
水研ぎ(耐水ペーパー600番くらいから水に浸したペーパーで研ぐ、番手を上げて研ぐを1200番くらいまで)
⬇
という風に進むのですが、
その最後の工程=コンパウンドで磨く、ところを画像載せますね。チラ見してくださいね!
真綿にコンパウンドをつけます。コンパウンドは工房にもあります〜。
爪で傷をつけないように、「猫の手」のように指を丸めて第一関節あたりが真綿越しに塗装面にあたるようにして研ぎます。
磨く前は光ってないものが・・・
半分磨いて磨いたところは光が映り込み始めてます!
全体をしっかり力を入れて(でも爪は立てないで)磨いて完成!
画像や説明だけではわかんないですよね。興味を持ってくれた方がいらしたら、是非、お声をかけてください。一緒にやりましょう!(まだ冷蔵庫やりたいし)
いや〜それにしても、ここまでくるのにずいぶんかかった!(途中放置期間が1年ほどありますが・・・)
でも、面白い塗装方法を知りました。塗装の世界がまた一つ開きました。
おひな様やお正月のお屠蘇のお盆とか、背筋をピンと伸ばしたい儀式や飾りのものを作ったり直したりするのにはこれは欠かせない技法ですね。職人さんにしかできないこと、と思っていたけれど、レベルはもちろん全然比較するようなレベルではないけど、自分でもできるって嬉しいです。
この日、塗装メインの工房開放に参加された人は他に3名。そのみなさんの作品は改めて別にご紹介します。
ではでは。
すっごっい~。
ぴっかぴかですね、りかっぴい。
ご無沙汰ですね。
ピアノ仕上げと聞き、納得しました。ピアノは、ウルシかと思っていました。
>^_^;<
月兎耳さん
こんにちは!お久しぶりです〜。
斑入りのグリーンネックレス、ちょっと弱ってますけど、頑張ってますよ〜♪
この鏡面仕上げ、満足感おおきいですよ。
果てしない作業工程のような感じもしますが、黙々と我を忘れて自分を無にできるというか…(修行僧かっ!?)
ひゃ~、その光具合と気の遠くなるような工程に、尊敬の眼差しを送ります!
猫の手のように猫を磨く!
そこ、好きです♡
気の遠くなるような作業工程…、まさにその通りで、何度か途中で気絶してました(嘘
猫の手で猫を磨く。韻を踏んでていいよねえ。(^-^)
猫の手の被写体は猫師匠の緒方さんです。