古材再生でテーブル作り・・・のお手伝い? №3

古材再生でテーブル作り・・・のお手伝い? №3

 

こんにちは、和信ペイントの緒方です。

元・足場材を使ったダイニングテーブル作りをするにあたって、makinさんから「何を塗ったらいいかな」と相談されてる内容のご紹介、第3弾です(^o^)/

過去の記事はこちらから ⇒ 古材再生でテーブル作り・・・のお手伝い? №1

 

今回はようやく、「何を塗ればいいか」というmakinさんの疑問にお答えします。
・・・あ、makinさんご本人には、とっくに答えてありますのでご安心を。
ブログのために放置してたりしませんよー(^_^;)

 

足場材を買ったお店で「ウレタンニスを塗った方がいい」と勧められたそうです。
でもmakinさんは、ニスを塗るとテカるからなー、
古材の「いい感じ」を残したいんだけどなー、と考えて、
お勧めの塗装方法ない? と、
緒方の過去記事にコメントを書いてくださいました。

 

塗料を選ぶにあたって、緒方が確認したのは以下の4つです。

○屋内と屋外、どちらで使うか。
○食卓や物書きに使うか、インテリアとして飾るか。
○何か塗ってあるか。
○研磨することができるか 。

 

使う場所と用途は、使う塗料を絞り込むために聞きました。
何か塗ってあるかどうかは、
塗ってある場合は古い塗料を剥がす必要があるため。
研磨することができるかは、実は「研磨する気があるか」という確認でした。

前回しつこいほど研磨のことを語っていたので、
研磨する気がないってどういうこと? と思うかもしれません。
単に面倒だからヤダって以外に、
複雑な細工が彫ってあるから手が出せないというケースや、
古材の風合いか変わるからイヤというケースがありまして・・・。

特に塗ってある物がわからない状況で研磨を拒否されると、
お手上げになってしまうので・・・(_ _;)

今回の素材は、幸い何も塗ってありませんでしたし、
makinさんは研磨もしっかりやってくださいました。

そんなわけで、塗料選びです。
今回のキーワードは「古材らしさを生かすこと」。
先の質問で、屋内で使うダイニングテーブルだとわかったので、
緒方は塗料の候補を2つに絞りました。

1つは「油性ニス」。
お店の人も勧めたウレタンニスの一種です。
もう1つは「ウッドオイル」。
ニスではなく、オイルフィニッシュという技法で仕上げるための塗料です。

どちらも油性の塗料なので溶剤の臭いがありますが、
アンティーク調を目指すなら、断然油性がお勧めです!
あ、油性系ニスの臭いは、灯油っぽい感じです。

 

「油性ニス」はワシンの中でも古参の製品で、
テーブルにもよく使われています。

特長は、塗膜(表面に残る塗料の膜)が硬くて丈夫であることと、
透明という色名でも飴色(ハチミツ色)がかった仕上がりになること。

この色味、茶系に色をつけた場合はほとんど影響しないのですが、
白木の色をそのまま生かしたい場合や、
白や青といった原色に着色した場合には大きく影響します(>_<)
(白はクリーム色、青は緑がかった色に変化します)

でもこの飴色の仕上がり、
塗った直後から時を経たような雰囲気を出せるという効果もあるんですよ!

 

「ウッドオイル」は、ちょっとマイナーな製品ですが、
ニスのような塗膜をつけたくない方に好まれています。

オイルフィニッシュは馴染みがない言葉かもしれませんが、
意外と身近なものです。
古い日本家屋の板の間(廊下など)は、
油脂をすり込んでつやを引き出していたりします。

よく使われているのは亜麻仁油(あまにゆ。亜麻の種子から絞った乾性油)
などの植物油脂です。
油脂そのものだと乾きが遅いので、
(表面上は乾いていますが、木の中で乾いていないんです)
ちょこっと手を加えて乾きを早くしたものが、「ウッドオイル」なんです。

塗膜を作らない分、頑丈さや汚れを防ぐ力は弱いんですけどね・・・(_ _;)

 

じゃあコレが最適なんじゃない? と思うかもしれません。
正直、アンティーク感を出すのであれば、ウッドオイルが一押しだったりします。

でも、今回は一つ大きな問題が。
makinさんには、小さなお子さんがいるんです。

テーブルに食べ物や飲み物をこぼす可能性は充分あるので、
今回は汚れ防止を優先することにしました。

油性ニスの特長である飴色がmakinさんには気に入られたので、
今回は「油性ニス」を使うことになりました。

 

あくまでも、「今回は」。

いずれお子さんが成長した頃に、
ニスを全部剥がしてオイルで仕上げ直すことはできるんです!

研磨してしまえば、ただの木に戻ります。
だから塗り替えだってできちゃうんですよ♪

 

 

まぁ、未来の話はさておいて。

使うと決めた「油性ニス」ですが、全部で12種類も色があります。
この中で、顔料と呼ばれる色の元が入っていないのは、2色。
透明クリヤーと、つや消しクリヤーです。

透明クリヤーは「つやが出るタイプ」で、
つや消しクリヤーは文字通り「つやを消すタイプ」です。

makinさんはテカるのが好きではないので、
今回はつや消しで仕上げることになりました(^o^)/

 

じゃあ油性ニスのつや消しを買えばいいんだね! と思った方。
ごめんなさい、ちょっと待ってくださいね。

 

ワシンの「つや消し」と名のつく塗料は、
透明クリヤーなどの「つやあり」に、「つや消し剤」という細かい粉を混ぜ、
光を乱反射することでつやが消えているように見せている製品なんです。

この粉がちょっとクセモノで、
吸い込みの強い木にいきなり使うと、
粉だけが表面に取り残されることがあります。

こうなってしまうと、新しい木でも、まるでカビが生えたような有り様に(+_+)

この悲しすぎる失敗を防ぐ方法が、先に「つやあり」を塗っておくことです(^o^)
油性ニスの場合なら、透明クリヤーか色つきのニスが「つやあり」にあたります。

なので、今回はまず透明クリヤーを2回塗って、
仕上げにつや消しクリヤーを使っていただくことにしました。

ニスの場合、仕上がりは「最後に塗ったニスのつや」になります。

つやありを何度塗っておいても、上につや消しを塗れば、つやは消えます。
つや消しを何度塗っておいても、上につやありを塗れば、つやは出ます。
ついでに、つや消しを何度塗り重ねても、つやの消え方は変わりません(>_<)

今回、透明を2回塗っていただくのは、
吸い込みを確実に止め、塗膜の厚みを作るためです。
塗膜が薄すぎると、いくら硬さの出る塗料であっても、強度は低くなります(>_<)

雑誌の上に紙を1枚置いて文字を書くと雑誌に跡がつくけど、
紙の束を置いて書けば雑誌に跡がつかなくなるのと似てるかな・・・?

お客様に相談されたときも、
緒方は「最低2回、できれば3回」とよく答えています。

では、次回はいよいよニス塗りを! と言いたいんですが、もう1回寄り道します。
塗る前に知っておいてほしいことを、まとめてご紹介しますね♪

 

次の記事はこちら ⇒ 古材再生でテーブル作り・・・のお手伝い? №4