デザインコンクリートWS 報告

デザインコンクリートWS 報告

4月27・28日と二日間にわたり金沢に本社のある「カントリーベース」さんに今話題のデザインコンクリートのWSをしていただきました(知る人ぞ知る…私は全く知りませんでしたがsonokoさんは材料をそろえてこの日を待っていたそうです)

デザインコンクリートはもとはアメリカが発祥の地で従来のコンクリートの無機質、暗い、重いなどのイメージを特殊モルタルによって造形、着色して無限の表情を作り出せるようにした手法です。具体的にはディズニーシーなどのあらゆる構造物、各種店舗、一般家屋の内外装などに使われています。

なので普段は工務店、職人さんにこの技術を伝授すべく全国を飛び回っている3人のみなさんですが、今回縁あって、女子部向けに小さな作品を教えてくださることになりました(女性相手の説明に戸惑っていました)

まずはデモンストレーション用にA看板を作ります。

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片面は事前に下地処理し特殊モルタルを塗って一晩置いたもの、反対面には合板の上に下地用ブラックペーパー、ラス(金網状でモルタルを密着させる)モルタルを塗った後にくしびきをしたものが準備されています。

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実践です!

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  1. 造形用モルタル1袋(15キロ)に対して水6リットルをミキサーで撹拌(滑らかなジェラート状にになるまで)する。
  2. 下地処理したA看板全面にに塗りつける。
  3. そのまま一晩置く

各人に用意されたプレートにプライマー(急激な浸透を防ぐのと接着の役目をする)を吹付けモルタルを塗り一晩置きます。

またA看板にもどり造形と塗装のデモ。

初日だけ参加の人は半分の大きさで仕上げ塗装までしました。

2日目は色々なツールを使って造形と塗装です。そしておまけに小さなブリキバケツにも造形しました。小さいけど存在感あります♪

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塗装は組合せによって木や石、アンティークな表情を出すことができ皆さんエンドレスに楽しんでいました。

塗料は基本の色の組み合わせがあるみたいです。

写真

1日目の作業はここまで。モルタルが固まるのに一晩かかるので2日通しのWSなるわけです。

いろいろなツールを使い古びたレンガ、崩れそうなコンクリート、石、朽ちかけた枕木などにみるみる変わる光景に皆その都度「ウォー!」と歓声が上がります

以上、長くなりましたが今回のWSで初めてデザインコンクリートを知り木材塗装だけでなく変化にとんだ構造物に塗装して色々なものを表現できることを知りました。

工房に寄贈してもらったA看板を見てきっと皆さんンもデザインコンクリートを体験したくなりますよ。材料の調達がまだ難しいですが女子用キットを作っていただけるように提案しました。

ぜひ多くの皆さんにデザインコンクリートの楽しさを知ってほしいです。

デザインコンクリートWS 20150428 2日間コース終了

2日間に渡りレクチャーしてくださったカントリーベースの皆さん、そして金沢からわざわざご挨拶に来て下った社長様、本当のありがとうございました。