アパート・リノベ ビフォーアフター (2)

アパート・リノベ ビフォーアフター (2)

DIYすると、色んなことがわかっておトクです♪

今回のあさひのリノベで、最初に手をつけたのは「床のフローリング化」でした。
実は以前、女子部のWSに出席してみて、「東リのフロアシート」にすっかり惚れ込んだ私。
そこで昔の安っぽかったイメージの床シートと、最近のものとは断然違うことがわかったのでした。
ちょっと見は本物と区別がつかないほどの質感で、コストパフォーマンスもグッド、これはいいと思いました。

ところでここ「あさひ」は、全室が畳敷きなんです。
畳は味わいがあって好きなんですが、なぜか1階の1号室と2号室だけは湿気が強く、畳も何となくジメっとしていて問題でした。
そこでこれを機会に、この二部屋は畳をとっぱらってフローリング敷きにするしかない・・・と決意したのであります。

女子部の皆さんが来る前にせめて下準備だけでもしておこうと、主人と私との「プレ・リノベ」がスタートしました。
畳をあげてみると、下貼りの野地板が出現。
そこで最初の「うわっ!」を見つけました (´゚д゚`)
なんとこの野地板、何箇所かは傷んでブカブカになっていて、踏むと今にも抜けそうです。

傷んだ野地板のはり替えが必要だということがわかりました。
しかも傷んだ部分を切り取って下を覗くと、第二の「うわっ!」が出てきました。
なんと基礎が土だったんです!
現在では基礎をコンクリート打ちするのが当たり前になっていますが、昭和の古い建物の中には、結構こういう基礎もあったようです。
しかも野地板の割れた隙間からは、どこからかスースーと風が吹いてきます。

よく考えてみると、今までは畳を敷いていたので多少は断熱性が保持されていましたが、いきなりフローリングにしてしまうと、足元はかなり寒くなりそうです。
そこで、まずは割れていた野地板を修理し、更にベニヤ板を敷き詰めてその上に根太を乗せ、最後に構造用合板を敷くという計画を立てました。
これなら断熱性を確保できるし、多少なりとも土台から上がってくる寒さを防げます。

さっそくホームセンターに、材料を購入しに行きました。
最近のホームセンターは、大きな材料を運ぶ時に無料で軽トラを貸してくれるので、とても助かります。
うちの車はとてもちっちゃいので、到底こんな大きな材を運ぶことができません。

すべての材料を運び終えたら、さっそく工事に取り掛かりました。
まずは、割れていた野地板を補修することから始めます。
板を切ると、今までは少ししか見えなかった基礎の部分がよく見えます。

 

その時「ちょっとしたアイディア」を思いつきました!
実は建物の点検をしていた時に、シャワー室の床がブカブカで不安定なことに気づいていたんです。
そこで工務店の人にみてもらうと、「これは廊下に穴をあけて、もぐって補修するしかないね」と言われていたのでした。

「そうだ! せっかく床に穴を開けたんだから、ここから潜り込んでシャワー室の床も直してしまおう!」
幸いシャワー室と1号室とは、とても近い場所にありました。

ダンナには床下にもぐってもらい、ほふく前進で暗闇を進んでもらう。
私はブカブカしている場所の床をグッと踏み込んだり「ドンドン」と足を踏み鳴らしたりして、問題箇所がどこかが床下からわかるようにします。
この両面作戦でなんとか補修箇所を突き止め、ホームセンターで買ってきた床束を置いて、ようやく床の補強ができました。

 

 

 

 

 

こうしてみるとDIYって建物の構造がわかるし、「ついでにこんなこともやろう!」なんてことも可能なので、おトクな面が色々あるんですね。
それにしても、まさか床下をほふく前進することになろうとは・・・これはこれでなかなか面白い体験ではありました。

※現在、女子部による「学生寮あさひのリノベ」が進行中です!
これから順次経過をアップしていきますのでお楽しみに!

なお来週の20(火)、21(水)もリノベ作業をやりますので、WS参加ご希望の方は「関東エリア」のコメント欄までお申し込みください。
お申し込みは、WSの前日まで有効です。

 

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