五十嵐先生の手工具講座~刃物研ぎ編!!~ご報告で~す!

五十嵐先生の手工具講座~刃物研ぎ編!!~ご報告で~す!

今日は角利産業・五十嵐先生の手工具講座、刃物研ぎ編でした。

午前中は、五十嵐先生の講義とこんな時はあんな時はと刃の状態
に合わせたデモンストレーション。
説明しながら研いではその度に刃先の状態のビフォーアフターの
感触の違いを皆に確認させて下さりながら、今回初の昼間の花火
と見まごうばかりのデモ(片刃、両刃の見分け方)も織り交ぜての
丁寧な進め方でした。

職人に妥協無し!五十嵐先生のこだわり炸裂!!

職人に妥協無し!五十嵐先生のこだわり炸裂!!

中でも刃先が欠けた時のデモにはわざわざ刃先を叩き割っての熱い
講義にはいやはや恐れ入りました。だって、綺麗な刃なのに…。
先生、修復が大変になり後で後悔されてましたが。笑
これはここまで刃毀れしない内にメンテせよという、有り難~い
教訓と受け止めました。

参加者さんも2度目という方が初めての方より多く、いい質問を
されていました。用語もちゃんと頭に入っているようで、初参加の
私などはいちいち「バリってなに?」「刃返りって?」と初めて聞く
言葉に「?」で頭をいっぱいにしながら、殴り書きのメモを取るのが
精一杯。いや~、皆さんお家でちゃんとやってます風で凄い!
分からない顔をしていると(多分)分かりやすく解説をしてくれたり
とても助かりました。(Mさん、有難う!)

で、お昼を挟んでの午後はいよいよ実践編!
皆さん、お家にある各種包丁、ペティナイフ、鑿、鉋、etc.、お持ちに
なった刃物を午前中の講義を思い出しながらせっせと研ぐ、研ぐ。

結果、五十嵐先生と若者3人組のサポートもあって、まぁ、どの刃物も
みんな刃先がピッカピカで見違えるよう!!
切れ味もスパッとどんどん綺麗になって行きました。
五十嵐先生からO.Kが出ると嬉しくて、「やったね!!」って感じ。

左から仕上げ砥石、中砥石、荒砥石。見よ!この仕上がり!!

左から仕上げ砥石、中砥石、荒砥石。見よ!この仕上がり!!

いやぁ、それにしても職人さんのやる事ってどれをとっても奥が深い!!
改めて実感です。

上田さん、今日はお家に帰ったら鯛を料理するんですって。
きっと、切り口の綺麗な美味しいお魚料理が出来たでしょうね!
お嬢さんのペティナイフを研いでたMさん、きっとお褒めの言葉と
株が上がっただろうな~!
他の皆さんも、今日研いだ刃物を使う時、きっと思わずニンマリしちゃった
と思います。って、なんなんだ!?この満足感!!

五十嵐先生の手工具講座も5回目。
順調に回を重ねた方は来月総仕上げですね。
私はまだまだ2回目がやっとなので、また新たに始まる回を楽しみに
頑張ります!
毎回充実した学びの場を設けて下さる五十嵐先生には本当に感謝ですね。
若手3人組の方達も、今日は大活躍で有難うございました!!

五十嵐先生と厳しい修行に耐える若手3人組の図!

五十嵐先生と厳しい修行に耐える若手3人組の図!

ということで、銃刀法違反も皆無事に切り抜け、一日の学びの場を閉じました。
ご参加の皆様、お疲れ様でした。m(_ _)m

終わりに全員で記念撮影。(上田さん、撮るのが間に合わずにごめんなさい!)

終わりに全員で記念撮影。(上田さん、撮るのが間に合わずにごめんなさい!)

最後に今日のおさらい。
・研ぎのポイントは刃返りを見極める
・(荒砥石→仕上げ石→)中砥石→仕上げ石→仕上げ石
()内は、刃が欠けている場合に。