アパートリノベ・ビフォーアフター（4）

            　

　　　　　  リノベとは、現状との戦いである！

こうして女子部によるリノベーションは始まったものの、この建物には下駄箱意外にも、以前から大きな「お悩み」がありました。

（とここで突然、テレ朝「ビフォーアフター」のナレーションの口調になる　(￣ー￣)

 

最初に私が最も問題に感じたのは、トイレがどうしようもなく殺風景な雰囲気を醸し出していたことです。

トイレって、ついつい陰気になりがちだからこそ、明るくていい感じにしたいものですよね。

ところがここあさひのトイレにはなぜか洗濯機と、それから掃除用の大きなシンクとが同居しているんです。

 

これらがトイレを含めたサニタリー空間の中で、何の脈絡もなくただ並んでいる・・・という雑然とした印象。

しかもトイレに入ろうとすると、まず最初に目に飛び込んでくるのは奥にある掃除用のシンク。

残念なことに、その中にある洗剤や雑巾などが雑然とバケツに突っ込んであるのまで見えてしまう。

これではいけません。

そこで最初に思いついたのは、シンクの手前にパーティションかカーテンのようなものを吊るして隠してしまうことでした。

ところがこのシンクはコーナーにあり、しかも洗面台と洗濯機に挟まれるように設置されているので、シンク前で作業しようとすると、カーテンすら邪魔になってしまうのです。

いくらきれいなカーテンをかけても、邪魔だったらそのうちはずされてしまうことでしょう。

 

そこで次に考えたのは、シンクの上に棚をつけることでした。

棚はきれいにペイントして、目線を引きつける。　う～～～ん！　　我ながらグッドアイディア♪

そこで管理人さんに「シンクの上に棚をつけてもいいですか？」と聞いてみました。

ところが彼女から返ってきた答えは・・・「そんなものは要りません！」でした。

えぇ～！　喜んでくれると思ったのにぃ～！！！

もしかして、棚なんかつけられたら邪魔くさいと思っているのかもしれません。

 

もうこれは真剣勝負です。

「絶対に喜んでもらえる棚をつけよう！」と心密かに決意した私。

邪魔にならない為には奥行をうんと浅くしなければなりません。

でもあまりに薄いと、棚そのものの存在感がなくなって、「目線を惹きつける」という目的に叶うものではなくなってしまいます。

そこでサイボウズで、皆さんに棚についての投げかけをしてみることにしました。

 

テーマは2つです。

雑然としたトイレの印象を少しでも薄める為に、かっこいい棚で目線を惹きつける。

と同時に限られた空間の中で、作業の邪魔にならないようなデザインを考える。

 

ついでに、ただ壁に張り付いているだけの2つの鏡のまわりにモール等を作製して、全体としてメリハリのある空間にしたいという希望も出しました。

 

さて、我々はこの問題をどうクリアしていったのでしょうか。

 

 

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